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閉眼供養(魂抜き)とは お布施の相場と当日の流れ・服装・準備
墓石撤去・墓じまい
2026.10.31

墓じまいの準備を進めていると、「閉眼供養(へいがんくよう)」という言葉を目にすることがあります。墓石を撤去する前に行う大切な儀式ですが、初めての方にとっては、何をするのか、お布施はいくら包めばよいのか、分からないことが多いものです。
この記事では、閉眼供養の意味や必要性、お布施の相場と包み方、準備から当日の流れ、服装や持ち物までを、名古屋で墓じまいのお手伝いをしている石材店の視点から解説します。
目次
閉眼供養とは、お墓や仏壇に宿っているとされる魂を抜き、ただの石や物に戻すための法要です。「魂抜き」「お性根抜き」と呼ばれることもあります。墓じまいでは、墓石を解体・撤去する前に、僧侶に読経をしてもらって行うのが一般的です。
閉眼供養のお布施は3万〜10万円ほどが一般的な目安で、お寺から来ていただく場合はお車代、会食に僧侶が参加しない場合は御膳料を別に包むことがあります。服装は、家族だけで行うなら落ち着いた色の平服で問題ありません。

仏教では、お墓を建てたときに開眼供養(魂入れ)を行い、墓石に魂を迎え入れると考えられています。そのため、お墓を撤去するときは、反対に魂を抜く閉眼供養を行ってから工事に入るのが習わしです。
閉眼供養は法律で決められた手続きではありません。それでも、ご先祖様への感謝を伝える区切りとして、また親族やお寺との関係を大切にするためにも、行っておくのが一般的です。石材店によっては、閉眼供養が済んでいることを確認してから撤去工事を行うところもあります。
閉眼供養と対になるのが、新しいお墓を建てたときや仏壇を迎えたときに行う開眼供養(かいげんくよう)です。開眼供養は魂を迎え入れる法要、閉眼供養は魂を抜く法要と考えると分かりやすいでしょう。墓じまいのあとに新しいお墓を建てる場合や、お墓を移設する場合は、移設先で開眼供養を行うのが一般的です。
閉眼供養は、お墓だけでなく、仏壇を処分・移動するときや、位牌を整理するときにも行われます。墓じまいとあわせて実家の仏壇も整理する場合は、同じ日にまとめてお願いできるか、お寺に相談してみるとよいでしょう。
閉眼供養でお渡しするお金は、主に次の3つです。金額はお寺や地域、お付き合いの深さによって変わるため、迷ったときはお寺に直接たずねても失礼にはあたりません。
| 項目 | 目安 | お渡しする場面 |
|---|---|---|
| お布施 | 3万〜10万円ほど | 読経へのお礼として |
| お車代 | 5,000円〜1万円ほど | 僧侶にお墓まで来ていただく場合 |
| 御膳料 | 5,000円〜1万円ほど | 会食を用意しない、または僧侶が会食に参加しない場合 |
菩提寺のお墓で墓じまいをする場合は、これまでお世話になったお礼の意味もあり、お布施が高めになることがあります。離檀の際のお礼とあわせて、早めにお寺と相談しておきましょう。墓じまい全体の費用は名古屋市の墓じまい費用相場で解説しています。
お布施は、水引のない白無地の封筒、または「御布施」と印刷された封筒に入れます。自分で書く場合は、表の上に「御布施」、下に施主の名字かフルネームを書きます。お車代は「御車代」、御膳料は「御膳料」と書いて、お布施とは別の封筒に分けるのが丁寧です。
封筒は袱紗(ふくさ)に包んで持参し、渡すときは袱紗の上やお盆に乗せて、僧侶から文字が読める向きにして両手で差し出します。渡すタイミングは、読経が始まる前のあいさつのときか、法要が終わってお礼を伝えるときが一般的です。
菩提寺がある場合は、まず住職に墓じまいの意向を伝え、閉眼供養をお願いします。お寺の予定に合わせる必要があるため、少なくとも2週間ほど前には相談しておくと安心です。菩提寺がない公営墓地などの場合は、近くのお寺に相談するか、石材店に僧侶の手配を相談する方法もあります。
閉眼供養のあと、同じ日か近い日程で遺骨の取り出しと墓石の撤去を行うことが多いです。改葬許可証の受け取りや、移し先への納骨の日程もふまえて、石材店と相談しながら日程を決めます。
閉眼供養は、お墓に手を合わせる最後の機会になります。ご先祖様とゆかりのある親族には、日時と場所を早めに伝えておきましょう。
当日は、お花、線香、ろうそく、お供え物(果物やお菓子など)を用意します。お布施やお車代は、前日までに封筒に入れて準備しておくと当日あわてずにすみます。

所要時間はお寺や参列する人数によって変わるため、事前に確認しておきましょう。閉眼供養のあとは、石材店が遺骨を取り出し、墓石の解体・撤去に入ります。撤去工事には、家族が立ち会わなくても進められるのが一般的です。
閉眼供養は墓じまいの流れの中で行うため、法要だけでなく、手続きや工事の段取りもあわせて確認しておくとスムーズです。
名古屋市の墓地の場合、改葬許可は名古屋市保健所 環境薬務課へ郵送で申請できます。八事霊園・愛宕霊園では、墓地返還と改葬の手続きを管理事務所でまとめて行えます。
家族や親族だけで行う閉眼供養なら、喪服でなくても問題ありません。男性は黒・紺・グレーなどのスーツやジャケット、女性は落ち着いた色のワンピースやアンサンブルなどが目安です。派手な色や柄、露出の多い服、大きなアクセサリーは避けましょう。屋外で行うため、歩きやすい靴を選ぶと安心です。
閉眼供養の考え方や呼び方は、宗派によって違いがあります。たとえば浄土真宗では、お墓に魂が宿るという考え方をとらないため、「魂抜き」という言い方はしません。そのかわり「遷仏法要(せんぶつほうよう)」などと呼ばれる法要を行うことがあります。
どのような法要を行うか、お布施をどう包むかは、宗派やお寺によって異なります。ご自身のお墓の宗派が分からない場合や、作法に不安がある場合は、事前にお寺に確認しておきましょう。神道やキリスト教のお墓では、それぞれの宗教の作法で行います。
お墓が遠くて当日行けない、体調の都合で立ち会えないという場合は、お寺に相談のうえ、石材店に立ち会いを任せる方法もあります。読経の様子を写真で報告してもらうなど、できる形を相談してみましょう。
公営墓地などで菩提寺がない場合は、近くのお寺に事情を話して依頼するか、石材店に相談すると、僧侶を紹介してもらえることがあります。

名古屋石材 匠実乃では、墓じまいの事前の現地確認から、役所への手続き代行、魂抜き(閉眼供養)のご案内、必要に応じた僧侶の手配、墓石の撤去と更地戻し、改葬先の手配まで、まとめてお手伝いしています。
「お寺とのお付き合いがなく、誰に頼めばいいか分からない」「閉眼供養の日と工事の日をどう合わせればいいか」といったご相談もお気軽にどうぞ。墓じまい後の遺骨の移し先については墓じまいして永代供養にするにはでも解説しています。墓じまいの内容は墓石撤去・墓じまいのページをご覧ください。
A. 法律上の決まりではないため、行わずに墓じまいをすることもできます。ただ、親族やお寺との関係を考え、行うのが一般的です。石材店によっては閉眼供養が済んでから工事を行うところもあります。
A. 法要の前のあいさつのとき、または終わったあとにお礼を伝えるときに、袱紗の上やお盆に乗せてお渡しするのが一般的です。
A. 行えます。閉眼供養が終わったあと、続けて遺骨の取り出しや墓石の撤去に入ることもよくあります。日程は石材店とお寺の予定を合わせて決めます。
A. 必ずしも全員がそろう必要はありません。施主と、参列を希望する家族・親族で行えば問題ありません。
閉眼供養は、墓じまいで墓石を撤去する前に、お墓から魂を抜くために行う法要です。お布施は3万〜10万円ほどが目安で、お車代や御膳料を別に包むこともあります。服装は落ち着いた平服で、数珠やお花、線香などを用意して臨みましょう。
宗派によって考え方が違うため、作法やお布施に迷ったら事前にお寺に相談するのが安心です。名古屋で墓じまいや閉眼供養の段取りにお困りの方は、名古屋石材 匠実乃へお気軽にご相談ください。
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