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お墓の移設は“離檀”ではありません

その他

2025.12.11

――誤解されやすい寺院との関係について**

近年、墓じまいやお墓の移設についてメディアで取り上げられることが増えています。その中で、お墓を移すことを「離檀」と勘違いしてしまう方が少なくありません。しかし本来、お墓を移すこと=離檀ではありません。

■ 離檀とは「お寺との縁を切る」重たい意味

離檀とは、檀家をやめること。
つまり寺院とのご縁そのものを終了するという非常に重たい意味を持つ言葉です。

ただ「遠くなったから」「事情が変わったから、お墓だけ移したい」という理由であれば、それは離檀ではなく、**墓の移設(改葬)**にあたります。

■ 多くのお寺は「遠方になれば近くのお寺を紹介してくれる」

お寺は檀家を“縛る場”ではありません。
本来、檀家によって支えられる存在であり、檀家の事情は尊重されるべきものです。

距離が遠くなってしまい、どうしても管理が難しくなった場合、
・近隣のお寺の紹介
・永代供養の提案
など、誠実にサポートしてくださる寺院がほとんどです。

■ 守ってくれる子や孫がいる「幸せ」を見つめ直す

最近「子どもに負担をかけたくない」という理由で墓じまいを検討する方が増えています。
もちろん、その気持ちはとても大切です。
しかし視点を変えれば、**守ってくれる子ども・孫がいるという“幸せ”**でもあります。

負担と考えるのではなく、
「家の歴史や想いをつないでもらう」
という前向きな考え方も大切です。

■ 大切なのは、正しく診断してくれる専門業者に相談すること

墓じまい・移設・離檀は、それぞれ意味も手続きもまったく異なります。
誤解や不安のまま進めてしまうと、後悔やトラブルの原因になります。

匠実乃では、
・今のお墓の状況
・家族の事情
・寺院との関係性
これらを丁寧に伺い、最適な選択肢を中立的にご提案しています。

「移設なのか?離檀が必要なのか?」
ひとりで判断せず、専門家にお気軽にご相談ください。


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